ノキア:シェア見通しを下方修正、4-6月減益-株価急落

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携帯電話メーカー最大手、フィン ランドのノキアは16日、今年の携帯電話市場のシェアと収益性の見通 しを引き下げた。これを受けて、同社株は5年ぶりの大幅安となった。 ノキアは米アップルの「iPhone(アイフォーン)」やカナダの リサーチ・イン・モーション(RIM)「ブラックベリー」との競争 で苦戦を強いられている。

発表資料によれば、ノキアの今年の市場シェアは前年比ほぼ変わ らずとなる見通し。従来は増加を予想していた。同社は今年7-12月 (下期)の主要製品・サービス部門の営業利益率が1-6月(上期) の11.3%とほぼ同水準となるとの見通しを示した。これまでは「10% 台」と予想していた。

ノキアは世界の携帯電話市場が約10%縮小するとの見通しをあら ためて示した。高品位機種市場ではアイフォーンやブラックベリーと の競争が激化している。

ノキアの株価は一時、前日比1.58ユーロ(14%)安の9.52ユー ロまで売り込まれた。ヘルシンキ時間午後5時41分現在は9.56ユー ロで推移している。前日の株価は年初来でほぼ変わらずだった。

ノキアが同日発表した2009年4-6月期決算は、純利益が3億 8000万ユーロ(1株当たり0.10ユーロ)と、前年同期の11億ユーロ (同0.29ユーロ)から減少。売上高は前年同期比25%減の99億ユー ロ。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリストの予想平均値は、 純利益が3億6100万ユーロ、売上高は101億ユーロだった。

ノキアの4-6月期出荷台数は前年同期比15%減の1億320万台。 平均価格は62ユーロと、前年同期の74ユーロを下回った。

市場シェア

ノキアは4-6月期の自社シェアが38%と、前年同期の40%から 縮小したと見込んでいる。1-3月期は37%だった。同社は、前年同 期比で中南米市場とアジア太平洋市場、北米市場でシェアを落とした ことを明らかにした。

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