米コマーシャルペーパー市場の縮小加速、3カ月で26%減-FRB

米コマーシャルペーパー(CP) 市場が記録的なペースで縮小している。企業にとって最も低コストの 資金調達源であるCP市場が縮小すれば、電力会社コンソリデーテッ ド・エジソンから食品メーカーのケロッグまで、さまざまな企業の資 本コスト上昇につながる。

連邦準備制度理事会(FRB)のデータによれば、CP発行残高 は4月8日以来の3カ月で26%減少し、約1兆1000億ドル(約103 兆円)。3カ月間の減少率としては過去最大となった。昨年9月に 625億ドル規模のマネー・マーケット・ファンド(MMF)「リザー ブ・プライマリー・ファンド」が清算に入り、MMFの解約が相次い だ後、最上級格付け以外のCPへの引き合いはなくなり、リセッショ ン(景気後退)で企業の短期資金需要も弱まっている。

証券取引委員会(SEC)が6月にMMFが保有できる債券を最 上級格付けに限定するルールを提案したことも、CP市場低迷に拍車 を掛けそうだ。MMFはCPの40%を保有している。このルールが 適用されれば、社債発行を余儀なくされる企業が増えそうだ。社債で の資金調達コストは金利が8ポイント余分にかかる恐れがあり、資金 1億ドルを調達すれば年800万ドルの費用上乗せとなりそうだ。

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