ポールソン前米財務長官:メリル買収の断念は「考えられなかった」

ポールソン前米財務長官にとっ て、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)が昨年合意したメリ ルリンチ買収を断念するのは「考えられない」ことであり、BOA経 営陣解任に関する自身の発言も「適切」だった。

ポールソン前長官はこうした認識を16日の議会公聴会で明らか にする。ブルームバーグ・ニュースが15日入手した議会証言用テキ ストによると、前長官は昨年12月、BOAのケネス・ルイス最高経 営責任者(CEO)に同行が「合理的な法的根拠のない破壊的行為に 出ることは考えられないものであり、それは判断力の欠如を表すこと になるだろう」との「強いメッセージを送る意図」があった。

下院監視・政府改革委員会所属の議員らは、監督当局が権限を逸 脱してBOAにメリル買収を完了させようと圧力をかけたかどうか、 その真相究明を目指している。同委がすでに喚問したルイスCEOは、 米当局の行為を脅迫と表現することは控えた。バーナンキ米連邦準備 制度理事会(FRB)議長は議会証言で、メリル買収に関する最終決 定権はルイスCEOにあったと述べた。

ポールソン前長官はまた、買収を完了させなければFRBがBO Aの経営陣と取締役を解任させる可能性もあるとルイスCEOに伝え たことを認めた上で、バーナンキ議長からFRBが取り得る行動を示 唆するよう頼まれたことはないとしている。

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