米国債とドル弱気が後退、景気懸念を反映-ブルームバーグ調査

ブルームバーグが世界の端末ユ ーザー2700人以上を対象にまとめた7月の調査(実施6-10日)に よると、米国債とドルに対する弱気が後退した。世界的な景気回復が 予想ほど早く進まないとの懸念から米資産への需要が増していること が背景。

7月のブルームバーグ・プロフェッショナル・グローバル信頼感 指数によると、今後6カ月間に米国10年債利回りの上昇率とドルの 下落幅はそれぞれ縮小する見通しだ。米失業率が10%に達し、世界 の株式相場が下落するとの見方が背景。英国ポンドも下落見通し。ブ ラジル・レアルに対する強気な見方も後退した。

パトナム・インベストメンツのシニアバイスプレジデント、パレ シュ・ウパダヤ氏(ボストン在勤)は「大幅な景気回復見通しは早計 だというのが市場参加者の判断だ」と指摘。「市場は景気に対する強 気の見方を後退させ始めるだろう。短期にはドルがリスク回避の動き から恩恵を受ける可能性がある」と述べた。

同調査によると、7月の世界経済への信頼感は39に低下した。 前月は43.6だった。

米国10年債利回りが上昇するとの回答は7月に64.1に低下。 前月調査では73.7と、2007年に同調査を開始して以来の最高水準 だった。指数50を超えると利回り上昇を見込んでいることを示す。

独国債への見通しは前月の67.34からほぼ変わらずの67.44。一 方、日本国債に対する信頼感は48.08に低下。前月は61.21だった。

ドルに対する見通しは7月に43.8に上昇。前月は31.6と、 2008年3月以来の低水準だった。

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