「未来の世界通貨」、名前は世界の学校から募集-ロシアで鋳造か

ロシアのメドベージェフ大統領が 主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)の際に披露した未来の「世界 通貨」は、ロシアで鋳造されることになりそうだ。

同大統領は10日、サミット閉幕後にポケットから金の硬貨を取り 出し、「いつの日か、これと似たような通貨が登場して、決済に使え るようになるだろう」と述べた。「未来の世界統合通貨」と銘打った プロジェクトの立案者、元ジャーナリストのアレッサンドロ・サッソ ーリ氏によると、首脳らはこの硬貨をラクイラ土産にもらった。

プロジェクトでは世界の学校を巻き込んで、この通貨の名前を募 る計画。サッソーリ氏は電子メールで「ロシアの鋳造所と学生たちの 力を借りることを考えている」と明かした。メドベージェフ大統領に もプロジェクトの詳細説明の書簡を送り意見を求めたという。

世界の準備通貨としてのドルの役割に疑問を呈した同大統領は、 この硬貨で新たな準備通貨創設への意欲を具体的に示して見せた。ロ シアは4月にロンドンで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議で 「超国家」通貨の創設も提案した。中国とロシアは世界経済での役割拡 大を模索している。

メドベージェフ大統領は硬貨を披露した際、この硬貨が鋳造され たという事実は、世界通貨に対して「人心が整いつつあること」を示す ものだと指摘した。表に「1」と「多様性の中での統合」と鋳られ、裏 には「未来の世界統合通貨」の文字と5枚の葉っぱの束が描かれた硬貨 はベルギーで鋳造されたという。プロジェクトのウェブサイトによれば、 図柄はユーロ硬貨の共通部分を作ったルック・ルイック氏のデザイン。

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