ロシア:銀行システムの安定が「最重要」-OECDが報告書

経済協力開発機構(OECD)は 15日、延滞債務が増加しているロシアについて、政府が融資の促進を 目指す中、同国の銀行システムの安定が「最重要」だと指摘した。

OECDは同日公表した経済報告で、「与信の伸びに対する最大の 脅威となっているのは、借り手の銀行融資返済能力の低下から生じた 支払い能力の問題のようだ」と分析。「課題は適正資本の維持と急激な 貸し渋りの防止だ」とした。

OECDの予測によると、今年のロシア経済は6.8%のマイナス 成長となり、世界金融危機で同国は10年ぶりのリセッション(景気後 退)に陥る見込み。報告書は、ロシアが「数カ月前に想像されたより も深刻で長期にわたる景気低迷」に直面しているとの認識を示した。

ロシア中央銀行によると、5月の銀行融資の返済遅延率は4.6% と、前月の4.2%から上昇した。

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