S&P500種の反発は終了の公算、数年間は停滞へ-テクニカル分析

インスティチューショナル・イン ベスター誌のテクニカル・アナリスト番付で過去4年間首位に選ばれ たジェフリー・デグラーフ氏によると、米S&P500種株価指数の3 月以降の34%反発には強気相場の特徴がほとんどなく、株式相場は数 年にわたって停滞する見通しだという。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種は四半 期ベースの上昇率が過去10年で最大を記録したものの、1997年に初 めて突破した水準にとどまっており、2007年10月の史上最高値から は43%下げた水準にある。デグラーフ氏はインタビューで、同指数が 少なくともあと2年は「実質変化がない状態」が続くと予想した。同 指数は14日に905.84に上昇した。

ISIグループのシニアマネジングディレクターを務めるデグ ラーフ氏は、「S&P500種は恐らく上値1000、下値700の間で一進 一退の動きが続くだろうというのが私の最高の予測だが、下振れリス クがあると思う」と述べた。

今回の指数の反発が始まった際にデグラーフ氏の助言に従った 投資家はリターンを上げている。同氏は3月13日のブルームバーグ テレビジョンのインタビューで、S&P500種の上昇を「今回の弱気 相場では最高の弱気相場における反発」だと指摘していた。同日時点 で同指数は3月9日の安値から11%上昇していたが、その後26%上 昇し6月12日に7カ月ぶりの高値946.21を付けた。

デグラーフ氏によると、その後は出来高や値上がり・値下がり銘 柄数から判断して「強気派のポジション(持ち高)が明らかに減少」 した。また、一部の商品価格の下落やオーストラリア・ドルなどの高 金利国通貨に対する円の強さから見て、世界経済見通しに対する投資 家の信頼感は減退しているという。

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