JPモルガン:16億ドル純利益確保か、トレーディング好調-4-6月

【記者:Elizabeth Hester】

7月15日(ブルームバーグ):公的資金の返済を完了した米銀とし ては最大のJPモルガン・チェースが発表する今年4-6月(第2四半 期)の決算では、トレーディング収入の好調が追い風となり、2四半連 続で消費者ローンのデフォルト(債務不履行)増加の影響を克服したこ とが明らかになる見通しだ。

ブルームバーグがアナリスト14人を対象に実施した調査の予想 平均では、JPモルガンが16日発表する4-6月期の純利益は、15億 9000万ドル(1株5セント)が見込まれている。1-3月(第1四半 期)は消費者ローンのデフォルトが増えたにもかかわらず、債券トレー ディング収入が過去最高を記録したことで、1年間にわたり続いていた 減益に歯止めがかかった。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO、53)は、半世紀 で最悪の景気下降局面にあって、クレジットカードと消費者ローン部 門の損失を埋め合わせるため、投資銀行部門の利益に期待をかけてい る。ブルームバーグが集計したデータによれば、JPモルガンは今年、 米国の債券と国際市場での株式の引き受け実績で首位に立っている。 同業のゴールドマン・サックス・グループが14日発表した4-6月期 のトレーディング収入と純利益は過去最高となり、1株利益はアナリ スト予想を35%上回った。

バークレイズ・キャピタルのアナリスト、ジェーソン・ゴールド バーグ氏はインタビューで、「JPモルガンは自社のほぼすべての事 業で市場におけるシェアを確保しつつある。また、攻めの経営を続けて 利益を上げており、資本規制の束縛も受けていない。そのためバランス シートを拡大させることが可能だ」と述べた。

CLSAのアナリスト、マイク・マヨ氏(ニューヨーク在勤)は 14日付のリサーチノートで、JPモルガンの4-6月期の投資銀行部 門の収入が前期比10%増加すると予想した。1-3月期の同部門の収 入は過去最高の83億ドルで、このうち債券トレーディング収入が49 億ドルを占めた。

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