中国の外貨準備急増、投機資金の流入を示唆-中信銀行のヤン氏

中国の中信銀行(Citic銀 行)の為替アナリスト、ヤン・シェンクン氏(北京在勤)は15日、同 国の外貨準備高の記録的な伸びが「ホットマネー」の流入を示唆する との見方を明らかにした。

中国人民銀行(中央銀行)の発表によると、4-6月(第2四半 期)の外貨準備高は、前期比1780億ドル増の2兆1320億ドルとなっ た。四半期ベースでは、ブルームバーグが集計を開始した1996年以来 で最大の増加を記録した。

ヤン氏の発言は以下の通り。

「統計は投機資金が中国に再び流入していることを示す。資金流 入が株価や不動産価格を押し上げている。投機家が中国を選好してい るのは、政府の景気刺激策が奏功しており、これが他の国に先駆けて 景気回復を遂げる助けになるとみているためだ」

「投機家は短期的に高いリターンを目指す。人民元が来年再び上 昇に転じても、上昇幅は限定的だろう。安定した人民元が投機家を引 き付けることはない」

「海外資金がさらに中国に流入するにつれて、人民銀は元の安定 を図るために一層のドル買いを迫られるかもしれない。それは外貨準 備の拡大ペースを加速させるだろう。これほど巨額の外貨準備の価値 をいかに維持するかが大きな課題になる」

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