中国:6月の対中直接投資は前年比6.8%減、世界的不況で

中国商務省が15日発表した6月 の対中直接投資は前年同月比で6.8%減と、9カ月連続の減少となった。 世界的な金融危機を乗り切るため、企業は支出を抑制している。

発表によると、6月の対中直接投資は89億6000万ドル。ただ、 減少ペースは5月の17.8%から鈍化した。1-6月の投資額は前年同 期比17.9%減だった。

中国が今月、国家機密を盗んだ疑いで英・オーストラリア系の資源 大手リオ・ティントの従業員の身柄を拘束したことを受けて、一部の企 業が中国での投資に一段と慎重となる恐れがある。ただ、過去最高とな った新規融資と4兆元規模の景気対策を背景に、中国の景気が回復しつ つある兆しがあるため、こうした懸念が払しょくされる可能性もある。

SJSマーケッツのチーフ投資ストラテジスト、ダリウス・コワル チック氏(香港在勤)は「不透明な景気見通しと世界的な信用収縮で、 海外からの資金流入は鈍化する状況だった」と指摘。一方で、「中国は 誰の予想よりも速いペースで回復しつつある」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によれば、中国の4 -6月(第2四半期)の成長率は7.8%と、ほぼ10年ぶりの低成長か ら回復する見通しだ。統計発表は16日。1-3月(第1四半期)の成 長率は6.1%だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE