6月の米鉱工業生産、低下率が8カ月で最小か-ブルームバーグ調査

ブルームバーグ・ニュースが金融・ 調査機関の予想をまとめた調査の中央値によれば、15日に発表される 6月の米鉱工業生産指数は、前月からの低下率がこの8カ月で最小と なったもようだ。米経済がリセッション(景気後退)の最悪期を脱し たとの兆候があらためて示されそうだ。

6月の鉱工業生産指数は前月比0.6%低下と、5月の同1.1%低下 から下落ペースが減速する見通し。そのほか、燃料価格が6月の米消 費者物価指数(CPI)を押し上げ、ニューヨーク地区の7月の製造 業景況指数は改善したもようだ。

今年1-6月(上期)に在庫を縮小した製造業は、政府の自動車 需要拡大に向けた支出など、需要拡大策の恩恵を受ける可能性がある。 ただ、雇用喪失は回復の重しとなるため、米ゼネラル・モーターズ(G M)とクライスラーの復活が遅れる公算もある。

スタンダード・チャータード銀行のエコノミスト、デービッド・ セメンズ氏(ニューヨーク在勤)は「生産が今後、米経済の足かせと なるだろうが、その悪影響は小さくなっている」と分析。「消費者需要 は急に好転はしないだろう。製造業は引き続きかなり抑制される」と 予想した。

鉱工業生産指数は米連邦準備制度理事会(FRB)が午前9時15 分(ワシントン時間、以下同じ)に発表する。73人のエコノミス トを対象にした調査での予想レンジは前月比1.1%低下-0.2%上昇。

労働省が午前8時半に発表する6月のCPIは、前月比0.6%上 昇(74社の中央値)と、約1年ぶりの大幅な上げが予想される。食品 とエネルギーを除くコア指数は同0.1%上昇(74社の中央値)と、5 月と同じ伸び率となる見込み。

ニューヨーク連銀が午前8時半に公表する7月の同地区の製造 業景況指数はマイナス5(53社の中央値)と、6月のマイナス9.4 から改善となりそうだ。同指数ではゼロが景況の拡大と縮小の境目を 示す。

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