OPEC:来年の原油需要、IEAより鈍い回復を予想

石油輸出国機構(OPEC)は 来年の原油需要見通しで、国際エネルギー機関(IEA)より鈍い回 復を予想している。世界経済の回復が弱いとみているためだ。

OPECは14日発表した月報で、来年の世界の原油需要につい て日量50万バレル(0.6%)増の8430万バレルと予想。今年のリ セッション(景気後退)から鉱工業生産が徐々に上向くとみている。 IEAは10日に発表した見通しで、来年の原油需要を日量140万 (1.7%)増の8520万バレルと予想した。

OPECは「現在の不透明感は来年の市場にも影を落とし続ける。 米国では、失業者数の増加と資産の急減で家計を再調整する時間が長 引くだろう」と指摘した。

OPECによると、世界の国内総生産(GDP)は来年2.3%の 成長が見込まれるが、けん引役は中国やインドなどの新興市場国で、 先進国の経済成長は「小幅」にとどまる見通し。IEAは世界のGD P成長率を2.5%と予想している。

OPECは8日発表した見通しで来年の原油需要を8460万バレ ルとしており、月報の予想はそれを30万バレル下回った。

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