【個別銘柄】富士電、不動産、海運、スクエニ、インテル関連、タクト

15日の材料銘柄の値動きは以下の 通り。

富士電機ホールディングス(6504):終値は前日比8.3%高の144 円。同社子会社の富士電機システムズは、東洋電機製造(6505)と海外 での鉄道車両用電機機器で業務提携すると前日に発表した。資材調達、 研究開発などで協力する。一方、交通事業は好調ながら、自動車用試験 機などを含む産業事業の低調が響き、今期連結営業利益は6.9%減の見 通しを発表した東洋電は3.1%安の659円と反落。

不動産:三菱地所(8802)が2.2%安の1405円など軒並み下落。 野村証券は14日付で、日本株ポートフォリオにおける住宅・不動産セ クターのストラテジスト判断を「アベレージ」から「アンダー」へ引き 下げた。オフィスビルの空室率が上昇し、賃料は下落基調が続くなど不 動産の業況が悪化していることなどが理由。

海運株:商船三井(9104)が2.1%高の574円など堅調。海運指数 は採用10銘柄中9銘柄が上昇し、東証1部33業種の上昇率1位。ばら 積み船の国際運賃市況であるバルチック・ドライ指数が14日の取引で

4.1%高と10営業ぶりに反発し、過度の市況悪化懸念が和らいだ。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):2.2%高の 2085円。7月11日発売の「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の 国内出荷本数が300万本を突破した、と前日に発表した。

インテル関連:イビデン(4062)が1.3%高の2655円、新光電気 工業(6967)が2.8%高の1187円など半導体パッケージメーカーの一 角が上昇。半導体世界最大手の米インテルが14日公表した第2四半期 (4-6月)決算で、半導体の需要底打ちが確認された。アジア向けを 中心にパソコン用半導体の伸びが継続、半導体パッケージメーカーの収 益も改善すると期待された。

タクトホーム(8915):10%高の4万3600円ストップ高(値幅制 限いっぱいの上昇)。10年5月期の最終損益は6億8500万円の黒字に 転換する見通し。前期は2億1500万円の赤字だった。土地仕入れの厳 選化や事業サイクルの短縮化による粗利益の向上に努める。

久光製薬(4530):1.6%高の3230円。経皮吸収剤の開発などで実 績を持つ米医薬品会社ノーベン・ファーマシューティカルズ(本社フロ リダ州マイアミ)を約400億円で買収する計画を14日に発表。戦略性 などが評価された。

オートバックスセブン(9832):4%高の3410円。富士通 (6702)がオートバックスシステムソリューション(ABSS)を子会 社化するとともに、人材育成や情報システム管理などに関するノウハウ 共有を柱とする業務提携を結ぶことで基本合意した。富士通は0.8%安 の486円。

学習研究社(9470):1.5%高の200円で、9カ月ぶりに200円台 を回復した。筆頭株主で、シンガポールに拠点を置くエフィッシモ・キ ャピタル・マネジメントが10日、学研株の買い取り請求権行使などを 検討していることが分かり、株の買い取り価格交渉をめぐる新展開を見 込んだ買いが続いた。

アデランスホールディングス(8170):2.3%高の1155円。この日 午前、「経営改革DIOの骨子」を発表した。コア以外の事業売却・清 算の実施を明記。コア事業用以外の不動産(簿価約40億円)や有価証 券(簿価95億円)などを売却して現金化する方針。また、前日には発 行済株式総数の5.17%に相当する200万株、金額にして25億円を上限 に自社株買いを実施すると発表した。

ITホールディングス(3626):6%高の1741円。UBS証券は 14日、投資判断を新規「買い」、目標株価を2100円に設定した。

前沢工業(6489):16%高の194円。14日発表した10年5月期の 連結営業損益見通しは6億円の黒字と、前期の19億円の赤字から4期 ぶりの黒字浮上を目指す。今期を初年度とする中期3カ年計画で示した グリッドコア事業からの撤退、環境事業の官需・民需部門統合、人員削 減、利益率重視の選別受注強化などに基づく。

日本マイクロニクス(6871):5.3%高の1487円。モルガン・スタ ンレー証券は14日、投資判断を新規に「オーバーウエート」、目標株 価を2000円とした。

旭硝子(5201):0.3%高の728円。15日付の日本経済新聞朝刊に よると、1-6月期の連結営業利益が20億-40億円程度となったよう だ。会社側予想はゼロだったが、中国向けを中心とした液晶テレビの需 要拡大を背景に、液晶用ガラスを手がける電子・ディスプレー事業が回 復したという。業績懸念が後退し、買いが優勢となった。会社側は「当 社から発表したものではない」とのコメントを発表。

三洋電機(6764):0.5%安の207円。4-9月期の営業損失は期 初予想の200億円から50億円程度に縮小すると15日付の日本経済新聞 朝刊で報じられ、業況好転を見込む買いが先行した。ただ、相場全般の 伸び悩みも影響し、上値は限定的。

鉄鋼:新日本製鉄(5401)が0.3%高の326円、JFEホールディ ングス(5411)1.6%高の2940円。新日鉄は14日、2月から休止して いる高炉2基のうち1基を8月に再稼働すると発表。収益環境の好転を 見込む買いが先行した。

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