米国株:続伸、消費やエネルギーに買い-ダウ28ドル高

米株式相場は続伸。小売売上高が 予想を上回ったことが消費関連株に買いを誘った。天然ガスが1カ月 ぶりの大幅高になったことを背景にエネルギー株も高い。

ダウ工業株30種平均の構成銘柄ではホーム・デポやインテル、ウ ォルト・ディズニーの上げが目立った。天然ガス・パイプライン網所 有で米最大手のエル・パソは3.4%高。過去最高の四半期利益を発表し たゴールドマン・サックス・グループは0.2%高。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の905.84。ダウ工業株30 種平均は27.81ドル(0.3%)上昇の8359.49ドルで終了した。ニュー ヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は5対2。

ペン・キャピタル・マネジメントの調査ディレクター、エリッ ク・グリーン氏は「決算は数週間前に考えられていたほど悪くはない との見方が出ており、経済指標も数週間前に発表されたものよりも改 善している」と指摘した。

経済指標

6月の小売売上高は予想以上に増加し、リセッション(景気後 退)の緩和を示唆した。米生産者物価指数(PPI)は予想の倍の伸 びを示した。

ジョンソン・イリントン(ニューヨーク州オールバニ)のヒュ ー・ジョンソン会長は「決算発表シーズンは良いスタートを切ったが、 道のりは長い」と語った。

S&P500種の裁量消費関連株指数は1.5%高と、全10セクター で上昇率首位。ホーム・デポが2.5%高、ディズニーは1.8%上昇した。

エネルギー株指数は5.8%上昇。ナショナル・オイルウエルは

3.1%上昇した。

デルは2009年5-7月(第2四半期)に収益性が損なわれる恐れ があるとの見通しを明らかにした。これを売り材料に、ハイテク株が 相場全体を押し下げる場面もあった。デルは価格競争と部品調達コス トの拡大で、5-7月期の粗利益率が「小幅低下」すると予想。ただ、 需要は安定してきており、売上高は前期比で増加した公算が大きいと いう。株価は8.1%安。

ゴールドマン

ゴールドマン・サックス・グループが14日発表した2009年4- 6月(第2四半期)決算は、利益が過去最高となり、市場予想を上回 った。トレーディング収入と株式引き受けの手数料が過去最高を記録 した。

純利益は34億4000万ドル(1株当たり4.93ドル)。ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたアナリスト22人の予想平均では1株当たり

3.65ドルが見込まれていた。昨年の第2四半期(2008年3-5月)利 益は20億9000万ドル(同4.58ドル)だった。

S&P500種の金融株指数は0.3%安。全体へのマイナス寄与度で は第2位。

キャボット・マネー・マネジメント(ボストン)のロバート・ラ ッツ社長は「ゴールドマンの決算は最高だったが、地銀やマネーセン ターバンクを中心にほかの銀行の決算はまだこれからだ。商業用不動 産などの評価損や資産償却が業績を圧迫するとの懸念がある」と述べ た。

金融会社CITグループは19%高。一時は31%高となった。政府 の債務保証を得られない同社は、10億ドルの社債の償還期限を来月に 控え、救済を求めて政府と「積極的に」交渉していることを明らかに している。

S&P500種構成銘柄ではインテルやシティグループなど30社余 りが今週、決算を発表する。ブルームバーグが集計したデータによる と、アナリストの予想は4―6月(第2四半期)が35%減益、7―9 月(第3四半期)が21%減益となっている。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は0.9%高。4―6月 期決算で1株当たり利益がアナリスト予想を3セント上回ったことが 買いを誘った。

フェデレーテッド・クローバー・インベストメント・アドバイザ ーズの運用担当者、マシュー・コーフラー氏は「安定期には入ってい るが、今後は回復ペースは鈍化するだろう。今後、相場が軟調になっ ても意外ではない」と述べた。

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