米ゴールドマン:報酬準備金は6月までで114億ドルに到達

米金融大手ゴールドマン・サ ックス・グループは今年1-6月で、報酬・給付金支払いに向けて 114億ドル(約1兆600億円)を準備した。前年同時期の準備額を 33%上回り、従業員1人当たりでは38万6429ドル(約3600万 円)となる。

同社はこの日、過去最高の4-6月(第2四半期)業績の発表と ともに報酬積み立て額を公表した。上期の総収入は31%増の231億 9000万ドルだった。ゴールドマンは総収入の49%を報酬準備金と して取り分けた。第2四半期末の従業員数は2万9400人と3月末 の2万9800人から減少していた。

同社は2007年にウォール街の利益と報酬の記録を塗り替えた が、08年には報酬を46%減らした。金融危機で収入が減ったこと に加え、政府支援を受けていたことから報酬を抑えた。同社は今年6 月に100億ドルの公的資金を米財務省に返済しており、年末賞与を めぐる政府からの制限はなくなった。

ただ、米経済の不況が続くなかで、一度政府支援を受けた会社の 高額報酬には風当たりが強いとみられる。前ニューヨーク州司法長 官のエリオット・スピッツァー氏は「政治的な火薬庫だ」として、一 般の国民はゴールドマンのボーナスは復活し、自分たちは失業してい る状況に、当然ながら不満を抱くだろうと指摘した。

08年度の前半の報酬積み立て額は85億2000万ドルで、従業 員1人当たりにすると27万614ドルだった。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)のアナリスト、ガイ・モスコ ウスキー氏は先週、ゴールドマンの今年の報酬の総額が前年比64% 増え179億ドルになると予想していた。これは最高だった07年の 202億ドルには届かないが、同氏は10年について、これを上回る 203億6000万ドルを予想した。

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Editor: Shigeru Chiba 記事に関する記者への問い合わせ先: Christine Harper in New York at charper@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Otis Bilodeau at obilodeau@bloomberg.net; Alec McCabe at amccabe@bloomberg.net.

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