大黒天社長:同業食品スーパーの買収に前向き、M&A専門部署を新設

岡山県を地盤に24時間営業のデ ィスカウント型食品スーパー53店を展開する大黒天物産が業容拡大な どを目指してM&A(企業の合併・買収)を前向きに検討していること が分かった。同社社長の大賀昭二氏が14日午後、決算発表後の会見時 に明らかにした。

大賀氏は、M&Aや業務提携を検討・模索する専門部署をこのほど 設置したと説明。「食品スーパーのM&Aにのみ関心がある」と強調し、 総菜子会社や物流子会社の買収などには関心がない旨を明言した。

破たんしたような同業会社の買収を目指すのか、健全で地域一番の 強豪企業を買収するのか、という記者の質問に対し、大賀氏は「ケース バイケースで、どちらでもあり得る」と回答、さまざまな選択肢を検討 する意向を示唆した。

大黒天物産が14日に発表した今期(2010年5月期)業績予想は、 連結売上高が前期比4.8%増の770億円、営業利益が同4.6%増の38 億円で、それぞれ過去最高を更新する見込み。今期は5店の新規出店を 計画、世界中から食品を仕入れて独自に商品化(PB:独自企画商品) する「食品製造小売業」を標ぼうし、前期に20%だったPBの売上高 比率を30%に高める予定だ。

同社株は7月13日に約2年3カ月ぶりの高値となる1970円を付 けるなど堅調に推移、過去1年間(08年7月14日-09年7月14日) の上昇率は134%と、東証2部指数を構成する453銘柄で2位となっ ている。14日終値は前日比1.1%高の1820円。

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