6月の英インフレ率:1.8%に低下、07年以来の2%割れ

英政府統計局(ONS)が14 日発表した6月の英消費者物価指数(HICP)は、前年同月比

1.8%上昇となった。リセッション(景気後退)で物価上昇圧力が弱 まり、インフレ率は2007年9月以来初めて、イングランド銀行(英 中央銀行)が目標とする2%を下回った。

前年同月比の上昇率は、ブルームバーグ・ニュースがエコノミス ト35人を対象に実施した調査の中央値と一致した。前月比では

0.3%上昇した。5月は前年同月比2.2%上昇だった。

一方、同時に発表された6月の英小売物価指数は前年同月比

1.6%低下し、同統計開始の1948年以降で最大の落ち込みを記録し た。前月比では0.3%の上昇。

イングランド銀のビーン副総裁は13日、英景気回復には「長い 時間がかかる」との見通しを示した。英金融当局は1250億ポンド規 模の資産買い取りプログラムでデフレリスクと闘うなかで、インフレ 目標がその戦略の指針となるとしている。

BNPパリバのエコノミスト、アラン・クラーク氏(ロンドン在 勤)はインタビューで、インフレ率は「さらに低下するだろう。膨大 な需給ギャップがあり、失業率はインフレ率を横ばいとさせる水準よ りもはるかに高い。これはイングランド銀が緩和を継続することを意 味する」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE