中国:リオ関連の調査、宝鋼集団や鞍山鋼鉄に拡大-情報源特定へ

複数の中国紙によると、中国は、 英・オーストラリア系資源会社リオ・ティントの従業員が国家機密を 盗んだ容疑に関する調査を宝鋼集団や鞍山鋼鉄集団など中国の鉄鋼メ ーカー4社に拡大した。

中国紙、21世紀経済報道は14日、中国政府が宝鋼集団の鉄鉱石 価格交渉の元担当者ら業界幹部の取り調べを行ったと報じた。情報源 は明らかにしていない。中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中 国政府は宝鋼集団や鞍山鋼鉄集団のほか莱蕪鋼鉄集団や済南鋼鉄集団 も取り調べている。

世界最大の鉄鉱石輸入国である中国は5日、国家機密を盗んだ疑 いでリオの従業員4人を拘束。中国の経済的利益と安全保障に悪影響 を与えたと主張している。中国は、鉄鉱石供給で2位のリオ・ティン トに対し、同社が提案した33%を超える値下げを要請しており、中国 側とリオとの年次価格交渉は難航している。

DBSビッカーズ香港のアナリスト、ヘレン・ワン氏(上海在勤) は「調査は、鉄鋼業界に対し、職業倫理を改善し自己規律を強化する よう警鐘を鳴らしている」との見方を示した。

21世紀経済報道は匿名の関係者の話として、調査の重点は現在、 国家機密が盗まれたことを証明する証拠の収集と情報源の特定に置か れていると報じた。

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