内閣不信任案を否決、問責は可決-国会は解散モード

民主など野党が提出した衆院での内 閣不信任決議案と参院での麻生太郎首相に対する問責決議案の採決 が14日午後、両院の本会議で行われた。与党多数の衆院では否決、 野党多数の参院では可決した。問責の可決で国会は15日以降、審議 がストップする可能性が高く、与野党は8月30日の総選挙に向けて事 実上の選挙態勢に入る。

14日昼、国会内で開かれた自民党の代議士会。麻生首相は7月 21日の週早々の解散、8月30日投開票の総選挙日程を説明した後、 「戦わなければならないときに一致団結して戦うのが当然だ」と結束を 訴えた。

自民党内では12日の東京都議会議員選挙の敗退を受けて、一部 議員が「麻生降ろし」の動きを開始。14日の代議士会では中川秀直元 幹事長が「民主党を利するような解散をするのは少し違う。自民党の人 心一新が必要だ」と首相の退陣を事実上要求した。

また、共同通信によると、自民党の古賀誠選挙対策委員長と尾辻 秀久参院議員会長が14日の総務会で、都議選敗北の責任を取って 辞意を表明。都議選敗北を受けた与党内の混乱は収束していないが、 首相の総選挙日程は自民党執行部と公明党が了承済みで、首相サイ ドはこのまま押し切る構えだ。

これに対し、民主党は同日午前、総選挙対策本部の役員会を開催 し、選挙準備を加速。鳩山由紀夫代表は午後の衆院本会議での内閣 不信任決議案の趣旨説明で、「今こそ衆院は解散され、民意が問われ るべきときだ」と早期解散を改めて求めた。

--取材協力:山村敬一Editor: Hitoshi Sugimoto, Takeshi Awaji

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Sachiko Sakamaki

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