飲料自販機の拡充見込みアシード株2年ぶり高値、2社統合交渉材料に

飲料や食品の自動販売機を運営す るアシードホールディングスの株価が一時、前日比4.1%高の689円 と2007年3月15日以来、約2年4カ月ぶりの高値を更新した。食品 大手のキリンホールディングスとサントリー(非上場)が経営統合に向 けて交渉に入ったことが分かり、自販機設置などへの好影響を見込む買 いが入った。

前期(2009年3月期)決算によると、主力の自販機運営リテイル 事業の売上高構成比は86%、連結売上高264億円のうち226億円を締 める。同社経営企画グループの右佐林芳正氏によると、同社自販機の主 力はサントリー商品だが、一部で大塚ホールディングス(非上場)、ポ ッカ(同)、キリン、アサヒ飲料(アサヒビールの子会社)なども扱い。 運営台数は3万1160台だった。

右佐林氏は、自販機での商品取扱いについて「メーカーとの関係性 が問われる分野で新規参入者には難しい」と指摘、仮にキリンとサント リーが統合した場合には、キリンとの従来の関係もあり、キリン商品の 取扱いを拡充できるとの見方を示した。

会社側の今期(10年3月期)業績予想は、連結売上高が前期比

2.2%増の270億円、営業利益が同35%増の4億6000万円で、いずれ も過去最高を更新する見込み。今期は約1000台を新設する計画で、遊 技場などへの設置に注力、大手流通グループ向けのPB(独自企画商 品)飲料製造事業も拡大できるとみる。

この日の飲料大手株は、キリンHD株が一時3.2%高の1436円、 アサヒビールが2.4%高の1428円、サッポロホールディングスが

6.7%高の572円、JTが2.3%高の27万5300円まで上げ幅を拡大す る場面があった。

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