スギH株が1カ月ぶり安値、物販事業低迷-野村証は目標株価引き下げ

【記者:鷺池 秀樹】

7月14日(ブルームバーグ):名古屋を地盤にドラッグストアなど を展開するスギホールディングスの株価が大幅続落。個人消費の落ち込 みなどで医薬品や化粧品といったビューティケア商品の販売(物販)が 低迷、当面本格的な回復が見込みにくいという。業績増額修正期待の後 退により、買う向きが減った。

株価は前日比8.3%安の1826円まで売り込まれ、6月11日以来、 約1カ月ぶりの安値水準に沈んだ。日中の下落率としては3月12日の

9.4%以来の大きさ。午前10時47分現在は同6.6%安の1860円で、 東証1部の下落率2位。出来高は約26万株と、すでに前日の終日出来 高23万株を上回った。

野村証券は13日付で、スギHLD株の目標株価を従来の2100円 から1970円に引き下げた。投資判断は「2(中立)」で継続。担当ア ナリストの繁村京一郎氏は、「調剤部門が孤軍奮闘もグループ全体では やや苦戦」と指摘、今期(2010年2月期)の連結営業利益予想を従来 の126億円から123億2000万円に2%引き下げた。

会社側の連結営業利益計画は前期比6%増の126億円。スギホー ルディングス社長室の丹羽淳氏は、「物販はガタガタ。秋口まで消費は 回復しないとみている」と述べ、ビューティケア部門の苦戦がしばらく 続くとみている。一方、処方せんに基づく調剤部門の売り上げは高い伸 びを継続し、「全体を底支えしている」と説明。現段階では、通期業績 目標を変更する必要はないと丹羽氏は述べた。

スギ薬局が13日の取引終了後に公表した第1四半期(3-5月 期)業績によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比

5.8%減の29億円となった。既存店売上高は堅調に推移したが、子会 社2社のたな卸資産の評価を低価法に変更したため、売上原価が従来よ り4億8600万円増えた。

スギHの総合画面   {7649 JP <Equity> BQ}

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