【個別銘柄】銀行、富士電、住友ゴム、明治H、NECエレ、ヨロズ

14日の日本株相場における材料銘 柄の終値は以下の通り。

大手銀行株:みずほフィナンシャルグループ(8411)が前日比

2.6%高の198円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)は5.4%高の 3700円。米著名アナリスト、メレディス・ホイットニー氏が13日付で 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの投資判断を「買い」に 引き上げたことで、米国株式市場では銀行の業績不透明感が後退、金融 関連株が急騰した。この流れを引き継ぎ、銀行、保険、証券など幅広い 銘柄が上げた。野村ホールディングス(8604)は6.9%高の714円。

富士電機ホールディングス(6504):8.1%高の133円。日本経済 新聞電子版は14日午後2時すぎ、同社と東洋電機製造(6505)が海外 の鉄道車両向け事業で提携することで合意したと報道。これを受けて買 いが集まった。米国、中国、インドで計画が相次ぐ高速鉄道路線向けに 一括供給できる体制を整えるという。東洋電機は13%高の680円。

住友ゴム工業(5110):4.6%高の793円。ゴールドマン・サック ス証券は13日付でゴム製品関連3銘柄の調査を開始、住友ゴムの投資 判断を「買い」、向こう12カ月間の目標株価を950円と設定した。ブ リヂストン(5108)と横浜ゴム(5101)は「中立」に設定。

明治ホールディングス(2269):4.0%高の3680円とこの日の高値 で終えた。野村証券は13日付で乳業関連3銘柄の調査を開始、明治H の投資判断を「1(買い)」、向こう12カ月間の目標株価を4600円と 設定、森永乳業(2264)は「1」、460円とした。一方、ヤクルト本社 (2267)は投資判断を「3(ウエート下げ)」、目標株価を1600円と した。

イオンファンタジー(4343):6.6%高の1111円。一時1126円と 08年8月20日以来の高値水準に戻した。大和総研は13日付で同社株 の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に1段階 引き上げた。ファミリー層拡充をねらった各種施策を評価している。

東芝(6502):3.4%高の333円。14日早朝のNHKニュースによ ると、同社と三菱重工業(7011)は政府の支援を受けて、次世代の新型 原子炉の共同開発を進めることで合意した。世界的に原子力発電所の導 入計画が相次いでいることが背景で、プラントの国際競争力を高めると いう。三菱重は同2.0%高の350円。

日産自動車(7201):7.3%高の545円。同社は減税効果で小型車 需要が増えている中国で増産に乗り出す。10月から小型乗用車「ティ ーダ」などを生産する花都工場(広州市)の操業を1日2シフトから3 シフトに増やす。日産自・広報担当の星野景子氏によると、これにより 同工場の年産台数は現在の36万台から46万台になる。同様の内容は、 14日付日本経済新聞が先に報じた。自動車株ではホンダ(7267)が

2.7%高の2435円、トヨタ自動車(7203)も3.6%高の3500円と上昇。

ヨロズ(7294):今期(2010年3月期)業績予想の上方修正を発 表した午後2時40分以降に急騰。6.9%高の1053円で取引を終えた。 損益分岐点を下げることを目指した米国生産体制の集約化で、連結営業 損益は6億5000万円の黒字と、前回予想の7億円の赤字から大きく改 善する見通しとなった。これを評価した買いが膨らんだ。

日医工(4541):1.7%高の3060円。午後2時公表の6カ月累計 (2008年12月-09年5月)決算によると、本業のもうけを示す連結営 業利益は前年同期比16%増の31億円1100万円と、事前の予想を0.4% 上回った。後発医薬品の普及スピードは政府や業界の期待ほど速くはな いが、生産効率の向上により増益を確保したという。

コマツ(6301):6.6%高の1380円。14日付の日経新聞朝刊によ ると、同社の4-6月期の連結営業利益は前年同期比94%減の50億円 前後になったもよう。油圧ショベルなど建設機械の需要は日米欧で想定 以上に落ち込んだが、中国を中心にアジア市場で底入れの兆しが見え始 め、1-3月期の482億円の赤字から黒字転換したという。

NECエレクトロニクス(6723):10%高の818円。14日付の日 経新聞朝刊は、半導体大手がマイコンの増産を検討していると報道。N ECエレは熊本市の拠点をマイコン専用工場にする方針で、7-9月期 の受注次第で非正規社員を募集する可能性があるという。

三菱商事(8058):3.8%高の1623円。同社とスペインの建設会社 アクシオナは再生可能エネルギー・プロジェクトに共同で20億ユーロ (約2600億円)を投資する。アクシオナが13日明らかにした。両社は 水処理や輸送分野での提携も検討する方針で、将来的な収益寄与などが 期待された。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):5.6%高の755円。 公募増資などで最大367億円(手取概算)を調達すると13日に発表。 株式数の増加で1株当たり価値の希薄化が懸念され、一時は約2カ月ぶ りの安値となる688円まで下げたが、公募増資は株価に織り込まれてい るとの指摘もあり、上昇に転じた。調達資金はリチウムイオン電池の製 造設備投資などに充当する。この日は、最近調整傾向にあった明電舎 (6508)、新神戸電機(6934)など環境、電池関連株が大きく戻した。

大和証券グループ本社(8601):3.8%高の518円と反発。計画し ていた新株発行について、海外投資家向けに1050万株の普通株式を追 加発行することを13日に決定した。同社株の需要の高さがうかがえ、 金融株の上げに連動して上昇した。新株発行後の発行済み株式総数は現 状比22%増の17億729万株になる見通し。

オリックス(8591):5.4%高の5250円と反発。2日に計画を公表 した公募増資による資金調達の総額が手取概算で828億円になる予定と 13日に発表。当初は1000億円程度の調達を見込んでいたが、その後の 株価低迷で総額が減少した。発行価格は1株4830円で決定。

ペッパーフードサービス(3053):ストップ高(制限値幅いっぱい の上げ)に相当する前日比5000円(9.2%)高の5万9300円買い気配 のまま終了。09年12月期の純利益は2億5000万円になる見込み。前 回予想2億200万円から24%増額した。店舗ごとの地域特性に合わせ たマーケティング活動を強化したことが奏功、食材の仕入れ方法や仕入 れ形態を見直し、収益性が向上した。

オンワードホールディングス(8016):6.7%高の624円。百貨店 の衣料品市場が低迷し、主力のアパレル関連事業が減収減益となった影 響で、3-5月期の連結営業利益は前年同期比52%減の31億円となっ た。ただ、通期業績予想は据え置かれ、買い安心感が広がった。JPモ ルガン証券は経費削減に対する会社の積極的なスタンスを評価、目標株 価を690円で据え置いた。

スギホールディングス (7649) :5.4%安の1885円。一時1826円と 約1カ月ぶりの安値水準に沈んだ。3-5月期の連結営業利益は前年同 期比5.8%減の29億円。既存店売上高は堅調に推移したが、会計基準 の変更で売上原価が増え、収益性が低下した。野村証券は、目標株価を 従来の2100円から1970円に引き下げた。投資判断は「2(中立)」で 継続。

良品計画(7453):2.7%高の3850円。衣料雑貨部門の低迷などで 3-5月期の連結営業利益は前年同期比17%減の50億円にとどまった が、通期予想は据え置かれたため買い安心感が広がった。第1四半期営 業利益の通期計画(176億円)に対する進ちょく率は28.7%。

松屋(8237):1.5%安の902円。10年2月期の連結純損益は6億 円の赤字になる見込み。主力の衣料品や身の回り品が苦戦、前回予想の 1億円の黒字から7億円悪化する。第2四半期末の配当はゼロとする。 前年同期は2円50銭だった。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):4.5%高の 19万3800円。KBC証券は13日付で、投資判断を「ネガティブ」か ら「中立」に1段階引き上げた。

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