三井住友:劣後債発行へ、前回の倍以上の大型起債-1790億円

三井住友銀行は14日、劣後特約付き 無担保社債を1790億円発行することを決めた。前回の劣後債発行額の倍 以上となる大型起債。長期金利の急低下を背景に表面利率が相対的に高 めに設定されている劣後債に投資家の買いが入った。

主幹事の大和証券SMBCが発表した資料によると、三井住友が同 日決めた社債の発行額は、優先債を含めて2290億円。優先債は500億円、 劣後債は1790億円。同行が2月に発行した劣後債は総額660億円だった。 長期金利の指標である10年物の国債利回りは今年に入ってからの高水 準1.50%台後半を6月中旬に付けた後、下げ基調を強め1.30%台前半と なっている。

劣後債は、同じ格付けの事業債と比較して表面利率が高く、投資 家の人気を集めやすい。三菱UFJ証券の三島拓哉チーフ・クレジット アナリストは、銀行劣後債の一般論として、「銀行債の信用力は極めて高 く、スプレッドも厚いので投資妙味がある。このところのメガバンクの 資本増強の動きも信用力にとっては、ポジティブだ」と語った。

発表資料によると、7月24日に発行する劣後債は年限10年。支払 い金利は固定型、固定・変動の合体型、変動型の3種類がある。

固定利付債は発行額730億円で、表面利率が2.21%。合体型は発 行額560億円、当初5年の支払い金利が固定1.72%、以降は6カ月物 変動金利の円建てLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)に240ベー シスポイント(1bp=0.01%)を上乗せする。変動利付債は500億円で 当初5年が6カ月物円建てLIBORに90bp、以降は同LIBORに 240bpを上乗せする。

主幹事と格付け

主幹事は大和証券SMBCが事務主幹事、ゴールドマン・サック ス証券が共同主幹事を務める。格付けは、R&IのA、JCRのA+ を取得する。固定・変動債、変動利付債は、5年以降の各利払い日に 期限前償還の条項が付いている。

優先債は年限5年、発行額500億円。表面利率は0.91%で発行価 格は99円96銭。スプレッド(金利上乗せ幅)は対国債利回りでプラ ス24bpとなった。格付けは、格付投資情報センター(R&I)のA+、 日本格付研究所(JCR)のAA-を取得する。

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