人民元の貿易での役割が急拡大、中国関連の半分は元決済に-HSBC

英銀HSBCホールディングス のチーフエコノミスト、屈宏斌氏は14日、中国人民元の国際貿易での 役割について、世界3位の経済大国である同国の景気拡大を背景に、大 半のエコノミストの予想以上に速いペースで拡大する可能性があるとの 見方を示した。

屈氏は、2012年までに中国の貿易のうち、最高でほぼ半分に相当 する約2兆ドル(約186兆3000億円)が人民元で決済されると予想し ている。

屈氏は香港から電話インタビューに応じ、「中国は人民元を世界貿 易における主要国際通貨の1つにし、ドルへの依存を低下させる野心的 な計画を始めている。複数年かかる段階的な展開だが、このペースは 多くの人々が予想しているよりも速まる可能性が大きいと確信してい る」と語った。

中国は今年3月、ドルに代わる準備通貨構想を初めて明らかにし、 国際通貨基金(IMF)が加盟国の準備通貨の一部を管理する必要があ ると呼び掛けた。

屈氏は、「貿易決済における人民元の役割拡大の過程を通じて、中 国の貿易の流れが拡大する公算が大きくなり、また、ドル累積が鈍化し、 香港がオフショアの人民元貿易センターとなることに寄与する」と述べ た上で、「投資の流れのために資本市場を開放することがより挑戦的な 課題となるだろう。やや時間がかかるかもしれない」と付け加えた。

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