米財務長官:CIT危機で政府は対応権限と能力を保持

ガイトナー米財務長官は13 日、商業金融CITグループの経営危機への対応策について、米政 府には権限も能力もあると言明した。

同長官はロンドンでの記者会見で、「われわれには賢明な選択 肢をとる権限と能力があると自信を持って言える」とした上で、 「米金融システムがこれを乗り切り、調整すべきところは調整し、 より強い再生を図ることに強い関心を持っている」と述べた。

ニューヨークを拠点に100年の歴史を持つCITは、政府か ら起債保証の約束を取りつけておらず、破たんすれば顧客の連鎖破 たんにつながるリスクがあると表明している。ガイトナー長官は、 債務保証や金融安定化資金からの追加資金注入など政府による具体 的支援策についてはコメントを避けた。

同長官は「当然ながらこの件については、いつものようにわれ われは市場の動向を注視している」と述べた。

債券市場の機能回復に向け昨年設けられた米連邦預金保険公社 (FDIC)の債券保証プログラムをCITが利用できないのでは ないかとの懸念から、CITの社債と株式が下落した。破たんとな れば、昨年9月以来の大型銀行破たんとなる。

ガイトナー長官は記者会見で、大手金融機関の破たん処理手続 きを改善する必要性をあらためて強調。ただ、米国はCIT危機に 対応するために、こうした変革の実施を求めることはないと言明し た。

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