欧州株:上昇、M&A活発化の兆し-自動車や保険、エネルギー高い

欧州株式相場は上昇。M&A (企業の合併・買収)が活発化するとの観測から、自動車や保険、エ ネルギーなどの銘柄が買われた。ダウ欧州600指数は先週、ここ4 カ月で最長の続落だった。

ドイツのスポーツ車メーカー、ポルシェが大幅上昇した。カター ル政府がポルシェの株式買収を提案したとの報道がきっかけ。英保険 会社、フレンズ・プロビデントは13%の大幅高。英資産家クライ ブ・カウデリー氏率いる投資会社、英レゾリューションによる買収提 案を拒否する考えを明らかにしたことが買い材料となった。

英天然ガス会社、ベンジャー・プロダクションは5.5%高。同社 の株式12%を保有する投資家が、セントリカによる14億5000万ポ ンドの買収提案を拒否したことが背景にある。

ダウ欧州600指数は前週末比1.8%高の200.8と、約3週間ぶ りの大幅高となった。景気見通しから判断すると、2004年以来の高 水準までバリュエーション(株価評価)を押し上げた過去3カ月の上 昇は行き過ぎとの見方から、同指数は6月11日の水準から6.5%下 げている。

カナダ・ライフで60億ドルの資産運用に携わるデービッド・ブ ラッドベリー氏は、企業買収が「活発化しているのは驚くことではな い。増収への取り組みで多くの企業が苦労するであろう環境下で、企 業買収は目的達成への1つの方法だ」と語った。

13日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種株価指数は前週末比2.8%高、ダウ・欧州50種 株価指数は2%上げた。

ポルシェ株上昇

ポルシェは7.9%高。カタール政府がポルシェの株式と同社保有 のフォルクスワーゲン株購入権(オプション)に対して約70億ユー ロを提示したと、独誌シュピーゲルが報じたことがきっかけ。

スイスの資源会社であるエクストラータの合併提案を先月拒否し た英鉱山会社アングロ・アメリカンは2.7%高。12日付の英紙オブ サーバーは、アングロ株主に買収案を検討させることを狙い、エクス トラータが最大50億ポンドの現金を提示する可能性があると報じた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前週末比74.96ポイント(1.8%)高の

4202.13。FTオールシェア指数は36.16ポイント(1.7%)高の

2145.48。

ドイツのDAX指数は146.03ポイント(3.2%)上げて

4722.34。HDAX指数は70.33ポイント(3.1%)上昇の

2362.60。

フランスのCAC40指数は68.98ポイント(2.3%)上昇の

3052.08で終了した。

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