米商業用不動産ローン、6月延滞額は過去最大22億ドル増-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティン グスは13日、商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の裏付けとな る不動産ローンの延滞額が6月に過去最大の22億ドル増加したと発表 した。これには1億ドル以上のデフォルト(債務不履行)5件が含ま れる。

フィッチによると、契約期間中にデフォルトに陥ったホテル資産 3件のほか、破たんしたゼネラル・グロース・プロパーティーズが出 資していたショッピングセンター2件などが特に規模が大きい。

フィッチのCMBSグループ責任者、スーザン・メリック氏は発 表文で、「ホテルはビジネス客や個人所得の自由裁量部分に頼るとこ ろが大きいほか、毎日料金を設定し直す商慣行により、引き続き最も 不安定な不動産タイプに分類されるだろう」と述べた。

米不動産調査会社トレップによると、CMBSローンの返済遅延 率は6月に4.07%に上昇。ゼネラル・グロースの破産申請が主要因と なった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は 6月26日、「極端な経済悪化局面」における債務者の存続能力の評価 によっては、2352億ドルに上るCMBSローンの格付けを引き下げる 可能性があると発表した。

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