中国:銀行資産の質が年内に悪化の恐れ、融資急増で-米S&P

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は13日、中国の銀行資産の質が年内に悪化す る可能性があるとの見方を示した。2009年1-6月(上期)の新規融 資額が過去最高となり、信用リスクが高まっているためとしている。

S&Pのアナリスト、廖強氏は電子メールで配布した資料で、中 国の景気減速が長引いた場合、融資の質が向こう2-3年で「急激」 に悪化する恐れがあると指摘した。

中国政府が輸出急減への対応で融資規制を緩和したことを受け、 市中銀行は今年に入り、中国人民銀行が定めた年間最低目標を47%上 回る融資を実行している。

廖氏は資料で、「資産の質は09年、さらに低下する公算が大きい。 ただ高水準の管理可能な状態は続くはずだ」とし説明した上で、「現状 でのわれわれの景気見通しに基づけば、中国の銀行システムは資産の 質悪化に対応する強さを持ち合わせているはずだ」との認識を示した。

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