米大リーグのシカゴ・カブス、身売り急ぐため法的整理も-関係者

米メジャーリーグ(MLB)のシ カゴ・カブスが39年ぶりに法的整理下に置かれるMLB球団となる公 算が出てきた。同球団を保有し、昨年12月に連邦破産法11条に基づ く会社更生手続きの適用を申請した米新聞発行大手トリビューンが球 団の迅速な売却を模索しているためだ。

この計画に詳しい関係者4人によれば、9億ドル(約830億円) 相当と見積もられるカブスの売却を急ぐため、トリビューンは同球団 の破産法適用申請を検討している。売却先候補には投資銀行インキャ ピタルのトム・リケッツ会長が含まれる。

事情に詳しい関係者2人によると、カブスを法的整理下に置く計 画には、トリビューンの破たん処理で生じる将来の債務負担を同球団 が負わずに済むようにさせる狙いがある。トリビューンのサム・ゼル 最高経営責任者(CEO)は2007年の同社上場廃止交渉の際、カブス を担保とする約束をしたと、関係者の1人は語っている。

MLBの広報担当リチャード・レビン氏はコメントを控え、リケ ッツ会長も広報担当者を通じてコメントを拒否した。トリビューンの 広報ゲーリー・ウェイトマン氏は12日のインタビューで、「いかなる 潜在的な取引にもコメントしない」と語った。

トリビューンが破産法の適用を申請する際、カブスはその対象に 含まれなかった。事情に詳しい関係者によれば、同球団が法的整理下 に入ることなく、身売りを完了する可能性は残っている。

米野球殿堂博物館で司書を務めるジム・ゲーツ氏によると、ML B球団で最後に法的整理下に置かれたのはミルウォーキー・ブルワー ズの前身だったシアトル・パイロッツ。1970年3月に破たんした同球 団はMLBの現コミッショナー、バド・セリグ氏に救済された。

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