全日空株が連日の年初来安値、増資嫌気しなお下落余地も(Update1)

全日本空輸株の下落が止まらない。 7日続落となったこの日は一時前週末比5.1%安の263円まで売られ、 連日の年初来安値更新となった。今月初に1500億円規模の新株発行に よる公募増資を発表して以来、株主価値の希薄化や将来的な売り圧力の 増加を警戒した売りが加速している。

午前の出来高は3740万株と、東証1部の第2位。年初から6月ま での1日当たり平均の437万株大きく上回る状況が連日続く。この日 の取引時間中の株価安値は、2003年12月30日以来の低水準。

全日空株の続落について、三菱UFJ証券の姫野良太アナリスト は、株主利益の希薄化を嫌気したものと指摘。その上で、一段の下落を 予想する。今回の増資の影響による同社株の下値は、245円程度との見 方を示している。

全日空は1日、公募増資などにより最大1826億円の資金を調達す ると発表。資金は最新型で低燃費のボーイング787導入などの設備投 資に充当する予定としている。公募増資、第三者割当増資による増加株 式数の合計は5億7500万株、第三者割当分を含む増資実施後の発行済 み株式総数25億2496万株に対する比率は23%で、7月1日終値は 317円だった。

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