第一三共株が反発、期待の新薬「プラスグレル」が米国で承認取得

国内医薬品大手の第一三共の株価 が一時、前週末比3.8%高の1726円と反発。米食品医薬品局(FD A)が10日に、抗血栓薬「プラスグレル」を新薬として承認したこと が好感された。日中ベースで3%以上上げたのは5月26日以来。

FDAが電子メールで公表した資料によると、プラスグレルは「エ フィエント(Effient)」の名称で販売される。FDAによると、同薬 の服用に伴う重大な出血リスクを医師に伝えるため、当局の警告として は最も強い「ブラックボックス」表示が付けられることになるという。

バークレイズ・キャピタル証券の依田俊英シニアアナリストは、 「ラベルの内容はずいぶん厳しいが、スタート台に立つことが肝心。F DA承認の取得でようやくスタート台に立てたため、株価にプラスに働 くのではないか」と述べている。

プラスグレルの同系統競合薬は仏サノフィ・アベンティスと米ブリ ストル・マイヤーズ・スクイブが共同販売する「プラビックス」。プラ ビックスの2008年の売上高は82億ドル(約7600億円)で、世界で第 2位。

バークレイズはプラスグレルのピーク年商を30億ドル(約2760 億円)と試算する。米系調査会社サンフォード・C・バーンスティーン のティム・アンダーソン・アナリストは2月23日のリポートで、プラ スグレルはプラビックス使用者の20%を取り込む公算があると指摘し ていた。動脈拡張術を受けている急性冠症候群患者に対し、最も多く処 方される薬品になり得るという。

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