ボネロ氏:ECBは現在の政策設定に満足-政策効果はこれから表面化

欧州中央銀行(ECB)の政策 委員会メンバー、マルタ中銀のボネロ総裁は、ECBは現在の政策設 定に満足しているとの認識を示し、早急な政策金利の変更ならびに資 産買い取りプログラムの拡大がないことを示唆した。

ボネロ総裁は10日にバレッタでブルームバーグ・ニュースとの インタビューに応じ、「われわれは政策姿勢が現時点で正しいと確信 している。われわれは短期金融市場の問題に取り組み、金利は今では 下がっている。この点に関し、ECBは満足している」と語った。

同総裁は、「金融政策の効果は遅れて表れることから、今までの 決定の影響の一部はまだこれから出てくるだろう。さまざまな決定が 奏功するための時間を与える必要がある」と言明した。

ボネロ総裁はさらに「景気が底入れしつつある幾つかの兆候があ るが、持続的な回復に言及するのは時期尚早だと思う。成長軌道に復 帰するのはまだこれからだ。潜在成長率まで回復するのに時間がかか るのは明らかだ」と語った。

同総裁はまた、デフレスパイラルに陥る可能性は低いとの見方を 示し、「ユーロ圏のインフレ率は秋にプラスに戻ると予想している。 短中期的に見てユーロ圏がデフレに陥るリスクは現時点では、かなり 限定的だ」と語った。

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