米財務長官:景気下降ペースは劇的に鈍化-課題はなお多い

ガイトナー米財務長官は、米景気 の下降ペースが「劇的に鈍化している」と述べる一方、「非常に多く の課題」がなお残っているとの見解を示した。

ガイトナー長官は12日放送予定のCNNの番組「ファリード・ザ カリヤ・GPS」で、「力強く持続可能な景気回復が定着すると確信 できるのはしばらく先だろう」と指摘。ただ、雇用喪失のペースは鈍 化し、消費者・企業信頼感も高まっており、金融市場は改善されつつ あると述べ、「昨年末や今年初めの状況を振り返って見ると、景気は 著しく急速なペースで下降していた」と付け加えた。

米株式相場は過去半世紀で最も深刻なリセッション(景気後退) からの回復が遅れるとの懸念が広がり、4週連続で下落した。米政府 統計によると、6月の失業率は9.5%と、約26年ぶりの水準に上昇し、 非農業部門雇用者数は前月比で46万7000人減少した。

1-3月(第1四半期)の米経済成長率はマイナス5.5%だった。 ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によると、4-6月(第 2四半期)はマイナス1.8%、7-9月(第3四半期)はプラスに転 じると予想されている。

ガイトナー財務長官は、景気対策の第2弾の必要性を判断するの は時期尚早だとした上で、オバマ大統領が2月に署名して成立した 7870億ドルの景気対策の「過去最大の押し上げ効果」は7-12月(下 期)に表れるとエコノミストらは予想していると説明。「それはこれ から起こり始めるだろう」と語った。

オバマ大統領は11日にラジオとインターネットを通じて行った 演説で、景気対策が「意図したように効果を上げている」と述べた。

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