7月10日の米国マーケットサマリー:S&P500種は4週連続安

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3949 1.4020 ドル/円 92.40 93.00 ユーロ/円 128.90 130.36

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 8,146.52 -36.65 -.4% S&P500種 879.13 -3.55 -.4% ナスダック総合指数 1,756.03 +3.48 +.2%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .89% -.03 米国債10年物 3.29% -.11 米国債30年物 4.19% -.11

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 912.50 -3.70 -.40% 原油先物 (ドル/バレル) 59.89 -.52 -.86%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円とドルが対ユーロで上昇。円は週 間ベースで5月以来の大幅高となった。米消費者マインド指数が予想以 上に低下し、円とドルに資金を逃避させる動きが進んだ。

スイス・フランは対ドルで下落。スイス国立銀行(SNB、中央 銀行)のロート総裁の発言が影響した。同総裁はスイス・フラン高を 阻止するのに必要であれば、外貨買いの介入を続けると語った。ロシ ア・ルーブルはドルに対し2月以来の大幅安。ロシア中銀が利下げを 実施したことに加え、原油相場が1バレル=60ドルを割り込んだこと が売りを誘った。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のシニア 為替ストラテジスト、マイケル・ウールフォーク氏は「全般的な流れ は引き続き円とドルの上昇だ。それはリスク回避の高まりを反映して いる。景気回復の芽生え論は早計だ」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時16分現在、円は対ユーロで1.2%高 の1ユーロ=128円75銭(前日は同130円36銭)。ドルは対ユー ロで0.5%上昇し、1ユーロ=1.3946ドル(同1.4020ドル)。円 は対ドルで0.6%高の1ドル=92円43銭(同92円99銭)。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。S&P500種株価指数は週間ベースで4週連 続の下げとなった。午前に発表された7月のロイター・ミシガン大学消 費者マインド指数が予想を下回ったことから、景気回復はまだ遠いとの 懸念が背景。

米商業金融のCITグループが急落。米連邦預金保険公社(FD IC)は、CITが新たに起債する社債を保証しない可能性があると の懸念が手掛かりだった。石油のシェブロンが下げ、ダウ工業株30種 平均を押し下げた。この日のニューヨークの原油先物は下落、週間ベ ースでは1月以来最大の大幅安となった。シェブロンはドルの下落が 利益を損ねたと述べた。

一方、テクノロジー株は上昇。アナリストがヤフーやMEMCエ レクトロニック・マテリアルズの株式投資判断を引き上げたのがきっ かけだった。

センチネル・インベストメンツのクリスチャン・スウェイツ最高 経営責任者(CEO)兼社長は「景気は一向に回復していないことが 明らかになりつつある。現在の相場は企業決算の内容に照らし合わせ ると依然としてやや割高な水準にある」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比0.4%安の879.13。週間では1.9%下落した。ダウ工 業株30種平均は36.65ドル(0.5%)下落の8146.52ドルで終了 した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比率は3対4。

◎米国債市場

米国債相場は続伸。過去1カ月の世界的な株安とリセッション(景 気後退)が長期化するとの観測を手掛かりに、国債の相対的な安全性に 対する需要が膨らんだ。週間ベースでも5週連続の上昇となった。

10年債の週間ベース5週連続高は今年最長となった。戦後最悪の 米リセッションは底打ちに向かいつつあるとの見方が後退しているの が背景。7月の米消費者信頼感は3月以来の低水準に落ち込んだ。米 株式相場は下落、S&P500種株価指数は4週連続安で取引を終えそ うだ。

ジェフリーズ・グループの主任テクニカルストラテジスト、ジョ ン・スピネロ氏(ニューヨーク在勤)は「芽吹き説は早計だった」と 指摘。「間もなく回復すると示す根拠は一切存在しない」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後1時28分現在、10年債利回りは前日比12ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.29%。週間ベースでは 22bp下げた。10年債(表面利率3.125%、2019年5月償還)価格 は1上昇の98 21/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。ドルが上昇し、原油相場が下げた ため、代替投資やインフレヘッジとしての需要が後退した。

金は週間ベースで2%安。下落は2週連続。ドルが上昇すると、 金は下落する傾向が強い。ドルは今週、対ユーロで0.4%上昇した。 原油相場は5月19日以来の安値を付け、週間では1月以来の大幅安。

スタンダード・チャータード銀行のアナリスト、ダン・スミス氏 は「原油価格下落の衝撃はインフレが現在は大きな脅威でないことを あらためて思い起こさせた」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場8月限は前日比3.70ドル(0.4%)安の1オンス=912.50ド ルで取引を終了した。週間では2%安、下落は過去6週間で5度目。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は下落。世界的なリセッション(景気後 退)がエネルギー消費を抑えるとの懸念に加え、ドル相場の上昇を背景 に商品の買い意欲が後退し、週間ベースでは1月以来の大幅安。

原油は前週比10%下落。米燃料消費が減少するとの観測から売り が優勢となった。主要通貨に対するドル指数は7月1日の直近ボトム から0.8%上昇している。

MFグローバル(ニューヨーク)のエネルギー担当バイスプレジ デント、マイケル・フィッツパトリック氏は「原油は経済回復の芽吹 きを手掛かりに上昇していたが、注意深く観察すれば経済状況は依然 として悪い。近い将来に需要が回復すると主張するのは困難だ」と語 った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前日 比0.52ドル(0.86%)安の1バレル=59.89ドルで終了した。一 時は同58.72ドルと、5月19日以来の安値を付けた。年初来では 34%上昇している。

NI JFALL NI JPALL NI JHEAD NI JNEWS NI JBN NI TTT NI FRX NI JFRX NI USS NI STK NI USB NI BON NI DBT NI CRUDE NI CMD NI JCMD NI GLD NI DAYAHEAD NI TOPKAIGAI NI TOPJF NI TOPJ

##

##

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE