6月の米輸入物価指数:前月比3.2%上昇、原油高が背景

米労働省が10日に発表した6 月の輸入物価指数は前月比3.2%上昇。これで4カ月連続プラスとな り、ペースも加速した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミストの予想 中央値(2.0%上昇)も上回った。5月は1.4%の上昇 (速報値1.3%上昇)に上方修正された。原油価格が過去10年間で最 大の上昇率となったことが響いた。

石油を除く輸入物価指数は6月に前月比0.2%上昇(前月0.1%上 昇)した。前年同月比では6.5%低下と前月の5.8%低下からマイナス 幅が拡大した。

一方、全輸入物価指数は6月に前年同月比で17.4%低下と、マイ ナス幅が前月の17.5%から小幅ながら縮小した。マイナス幅の縮小は 7カ月ぶり。

項目別では、石油・同製品は前月比20%上昇した。5カ月連続の プラスで、上昇幅は1999年4月以来の最大。同価格水準は前年同期比 では46%低下。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相 場は6月に平均1バレル=69.70ドル。前日は同60.43ドルで終了し た。

ワコビアのグローバル・エコノミスト、ジェイ・ブライソン 氏 は「現時点でインフレ圧力が存在するならば、それは完全に原油価格 に起因している」と指摘。「輸入物価の過去1年の大幅な下落は引き 続きほかの製品価格の下押し圧力となるだろう」と述べた。

6月の輸出価格指数は前月比1.1%上昇。農業品の輸出価格が

4.8%上昇した。

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