IEA:石油需要は10年に1.7%増加へ、景気回復で(Update1)

国際エネルギー機関(IEA)は 10日発表した月報で、世界の石油需要は2010年に前年比で1.7%増 加するとの見通しを示した。世界経済が持ち直すのに伴い、1980年 代初め以来で最大の落ち込みから、需要が回復すると見込んでいる。

月報に10年の見通しが掲載されたのは初めて。来年の石油需要 は日量8520万バレルと、前年を日量140万バレル上回る水準となる としている。経済協力開発機構(OECD)加盟国以外の新興国市場 を中心に需要が伸びるという。

IEAの石油業界・市場部門責任者、デービッド・ファイフェ氏 はパリからインタビューに応じ、「主要機関の見通しに基づくと、需要 は回復する見通しだ。入手できる2009年の需要データは、すう勢ベ ースでは依然として弱い」と語った。

IEAの見通しは、来年の世界経済が2.5%のプラス成長となる との予測を国際通貨基金(IMF)が公表する前に準備された。IE Aは、IMFが改定した見通しが含まれた場合でも、変更の大半がそ れほど原油消費に偏っていない先進国だったことから、10年見通しは 「ほぼ変わらない」公算だと説明した。

非OPEC加盟国

石油輸出国機構(OPEC)加盟国以外からの石油供給は、2010 年に前年比で日量41万バレル増の512万バレルとなる見通し。アゼ ルバイジャンやブラジル、カナダのプロジェクトのほか、バイオ燃料 の利用拡大が増加要因としている。OPEC非加盟国の生産量は世界 全体の約60%を占めている。

IEAは、リセッションが長期化した場合、見込まれている供給 増加が実現しない可能性もあると指摘した。

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