英BA:労組が10年ぶりの大規模ストか-人員削減協議、決裂の恐れ

英航空大手ブリティッシュ・エア ウェイズ(BA)が約10年ぶりの大規模ストライキの危機に見舞われ ている。ウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)はリセッシ ョン(景気後退)下でコスト削減と会社存続のため、従業員約4000 人の削減受け入れを労働組合に迫っている。

同CEOは、客室乗務員や地上職2万2000人の組合員を抱える労 組の代表と4週間に及ぶ直接交渉を続けたがまとまらず、政府に労使 交渉の仲介を求めた。しかし2日間の仲介協議でも合意がまとまる兆 しはなく、労使ともに9日夜の協議に関するコメントを拒否している。

労組のミック・リックス代表は協議開始前、電話インタビューで 「この最終協議がまとまらない場合、衝突の可能性は大いに高まる」 と話した。

BAは、かつて世界で最も収益性の高い航空会社だったが、過去 10年間の税引き前利益の合計は、その前の10年間の合計よりも10億 ポンド(約1510億円)少なく、雇用や賃金の削減を求めている。売り 上げも、格安航空のライアンエアーやイージージェットとの競争で圧 縮されてきた。

実際にストに突入すれば、BAが直接雇用関係を結ぶ従業員によ るものとしては、1997年7月以来の大規模なものとなる。この時は、 客室乗務員が抗議の意味で3日間職務を拒否し、1億1000万ポンドの 利益が失われた。

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