米経済成長率のエコノミスト予想が改善、個人消費は回復へ-BN調査

エコノミスト予想によれば、米個 人消費の回復でリセッション(景気後退)の終わりが示唆されるなか、 2009年7-12月(下期)と10年の経済成長見通しが改善している。

ブルームバーグ・ニュースが今月2-8日にエコノミスト57人を 対象に実施した調査の予想中央値では、下期の米経済成長率は平均

1.5%と、先月の予想(1.2%)を上回った。失業率は来年初めに10% を超え、年間では平均9.8%になると見込まれている。

住宅市場に安定化の兆しが見られるほか、消費者信頼感の改善、 自動車販売の落ち込み鈍化で、消費者の購買が増えるとの予想が強ま りつつある。雇用削減や家計の資産減少の影響で景気回復の勢いが抑 制される可能性は高いものの、ほとんどのエコノミストは景気対策の 第2弾は必要ないとみている。

RBSセキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・ スタンレー氏は「米国は経済安定への変わり目にいる」とし、「正しい ことが起こっている。まだすべての人を安心させるだけの速いペース では起きていないが、正しい方向に向かっていることは確かだ」と述 べた。

調査によれば、米金融当局は来年7-9月(第3四半期)から利 上げを始め、10-12月(第4四半期)には1%に達しそうだ。1カ月 前の時点では、来年の第4四半期まではゼロ付近に維持すると見込ま れていた。

また同調査では、今年4-6月(第2四半期)の成長率はマイナ ス1.8%と予想されており、落ち込みは先月の調査より縮小した。第3 四半期にはプラス成長に回復し、来年はプラス2.1%になる見通しだ。

経済全体の約7割を占める個人消費についても見通しが改善した。 第2四半期に減少した後、第3四半期には1%増、来年第1四半期ま でには1.8%増に伸びが加速する見通しだ。

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