5月の米貿易赤字は3カ月連続で拡大か、原油相場上昇で-BN調査

米商務省が10日に発表する5月の 貿易赤字は、3カ月連続で拡大したもようだ。原油相場上昇で輸入額 が膨らんだ一方、世界的リセッション(景気後退)で輸出は減少した とみられる。

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関71社を対象に実施し た調査の予想中央値では、5月の貿易赤字は300億ドルで、4月の292 億ドルから拡大が見込まれている。労働省が同日発表する6月の輸入 物価指数は、石油コスト高を背景に前月に続いて上昇したもようだ。

欧州からメキシコまで、世界各地の景気低迷で米製品への需要は 抑えられ、少なくとも過去50年で最悪のリセッションを長引かせてい る。原油輸入価格が上昇する一方で、米消費需要は弱く、石油以外の 輸入は抑制され、貿易赤字は過去10年で最も小幅な水準近辺にとどま っている。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミス ト、マイケル・グレゴリー氏は「原油相場上昇が赤字拡大の一因には なるが、赤字はここしばらくの水準と比べれば依然として小幅だ」と 指摘した。

貿易収支の発表時間は午前8時半(ワシントン時間、以下同じ)。 ブルームバーグ調査での赤字の予想レンジは255億-340億ドル。

労働省が同時刻に発表する6月の輸入物価指数は、前月比2%上 昇(50社の中央値)とみられている。5月は同1.3%上昇だった。午 前10時には7月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(速報 値)が公表される。前月記録した2008年2月以来の高水準からは低下 が見込まれている。

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