インドネシア経済:世界不況の中で「勝者」として浮上へ-世銀当局者

世界的な金融危機による最悪の影 響を免れたインドネシア経済は「勝者」として浮上する。世界銀行の カントリーディレクター、ヨアヒム・フォンアムスバーグ氏がジャ カルタでのインタビューで語った。

フォンアムスバーグ氏は9日にインタビューに応じ、再選確実と なったユドヨノ大統領が国内の混雑した道路や放置された港湾、老朽 化した発電所を修復すれば、アジアで中国、インドに次ぐ急成長を遂 げているインドネシアは7%を超える「大幅」な成長を実現すること が可能との見解を示した。

ユドヨノ大統領は道路や発電所への支出を2014年までに1400億 ドル(約13兆円)へ倍増するほか、3300万人を貧困から救い出すこ とを掲げて国民の支持を得た。フォンアムスバーグ氏は今年の同国の 経済成長率を最大4%と予想している。

同氏は、高い成長率と「成熟した民主主義が相まって、インドネ シアは今回の世界的混乱から勝者として浮かび上がる非常に刺激的な 位置に付けている」と説明した。

同氏によると、インドネシアでは銀行預金保険の引き上げや中央 銀行との連携強化、銀行監督の強化によって世界的な信用危機の影響 が緩和された。また、多くの近隣諸国と異なり輸出依存度が相対的に 低いことも、インドネシアがリセッション(景気後退)を回避した背 景にある。政策金利の引き下げによって同国の国内総生産(GDP) の6割以上を占める消費が刺激された。

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