Fリテイリ株もみ合い、秋冬物に関心移る-最高益は想定内

今期(2009年8月期)最高益の上 積みを前日に開示したファーストリテイリングの株価はもみ合い。前日 比3.6%高まで上昇したが下落する場面もあった。好業績は株価にすで に反映済みとして、市場の注目はすでに秋冬物への期待に移っている。

Fリテイリ株は取引開始直後に一時前日比420円(3.6%)高の1万 2110円まで上げた。午前終値は同10円(0.1%)高の1万1700円。髙 木証券の菊池重夫次長は、小売り企業が苦戦する中で「買い安心感があ るが最高益は織り込み済みで株価上昇は限定的だ」と述べた。

ブラジャーカップ付きのカジュアルウエア「ブラトップ」が好調な Fリテイリは9日、今期の連結純利益予想を520億円として、過去最高 益の従来の数値をさらに4%増額修正した。東洋経済は事前予想値とし て520億円を示しており、同じ利益額になった。

市場の関心は、すでに秋冬物の売れ行きに移っている。ゴールドマ ン・サックス証券の河野祥アナリストは9日付リポートで投資判断の「中 立」を維持した。今後は収益ウェートの高い今秋冬に向けて「ヒートテ ック」(発熱保温衣料)といった商品で、想定以上の売り上げが視野に 入ることなどが次の買いタイミングだと指摘した。

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