ミネアポリス連銀総裁:金融規制改革案でも「不安定な」状況回避できず

米ミネアポリス連銀のスターン総裁 (64)は9日、オバマ米大統領の金融規制改革案について、「大き過ぎ てつぶせない」とみられる金融機関の問題に対処していないとし、金 融システムは「非常に不安定な状況」に脆弱(ぜいじゃく)なままだ と批判した。

スターン総裁は政策当局者として最後になるとみられる講演用原 稿で、「こうした節目に規制改革を実行することは適切だが」、大手金 融機関の破たんによるリスクに対して「財務省の提案は真剣に取り組 んでいない」と指摘。「将来、誤った資源配分や非常に不安定な状況に 一時的に見舞われた場合に金融システムは影響を受けやすい状態のま まだろう」と述べた。

オバマ大統領は過去75年で最も広範な金融規制見直しを提案して いる。提案には、消費者金融保護庁(CFPA)の創設や米連邦準備 制度理事会(FRB)による大手金融機関の監視一元化などが盛り込 まれている。

スターン総裁はまた、資産価格バブルの抑制について、利上げの 時期が早まり金利水準が高くなったとしても、FRBはもっと措置を 講じるべきだとの見解をあらためて示した。景気改善については、「間 近に迫っている」と付け加えた。

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