東京スター銀:関西の地銀買収を検討-CEO「候補先絞る」

東京スター銀行のロバート・ベラー ディーCEO(最高経営責任者)は、地方銀行などの買収を検討してい ることを明らかにした。候補先の絞り込みを終え「真剣に検討している」 という。経済規模の大きな関西地域に関心を示した。支店増設と合わせ、 規模拡大に向けた戦略の一環に位置づける。

ベラーディーCEO(54)が9日、ブルームバーグ・ニュースのイ ンタビューに答えた。同CEOは、「買収で事業規模を拡大できる」と 地銀などの買収に意欲を示した。候補先については言及を避けた。実現 の時期は「2、3年以内を考えている」と述べ、買収機会を逃さないよ う準備を整えていることを強調した。

東京スター銀は住宅ローンなど個人向け(リテール)業務に力を入 れており、メガバンクや地銀が集中し激戦区となっている首都圏だけで なく、札幌、仙台、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡などに合計36店 舗を構える。買収戦略により、店舗網の拡大を加速したい考えだ。

東京スター銀は1999年に経営破たんした旧東京相和銀行が前身。 米投資会社ローンスターが営業を譲り受けて01年に発足し、05年に株 式を新規公開(IPO)した。その後、08年に国内系ファンドのアド バンテッジ・パートナーズが株式公開買い付け(TOB)で買収、同年 7月に上場を廃止した。

大和総研の渡辺和樹アナリストは、地銀の再編は「今後、加速して いく」とみている。上場地銀は前期(09年3月)決算で87行中47行 が最終赤字に転落したが、「預金量が4兆円を超える比較的規模の大き い地銀は黒字を確保した」と指摘。規模拡大が生き残る条件の1つにな るとの見方を示した。

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