マルエツ株が1カ月ぶり安値、第1四半期は最終減益-本業に底堅さも

首都圏地盤の食品スーパー大手の マルエツ株が大幅続落。9日公表の第1四半期決算は営業利益段階では 微増益を確保したが、前年同期計上の特別利益の反動が出て最終利益ベ ースでは減益となった。小高く始まった後、小売株全体が伸び悩む中で 徐々に売り圧力に押された。

前日比4.1%安の440円と6月4日以来、約1カ月ぶりの安値で 午前を終了。均衡表チャート(日足)の「雲」の上限を示唆していた 448円(先行スパン)を下抜けると、下げが加速した。午前出来高は 19万3000株、過去5営業日の終日出来高の平均20万株をほぼこなし た。東証1部の小売業指数の午前終値は0.1%高の500.51ポイントで 143銘柄中、上昇74、下落55、変わらず14。

第1四半期(3-5月)の最終利益は前年同期比7.6%減、前年 同期に退店補償金を特別利益に計上した反動が出た。一方、本業のもう けを示す連結営業利益は前年同期比0.4%増の21億円と、第1四半期 としては過去最高額を記録。通期営業利益予想(75億-85億円)の下 限までの進ちょく率は28%。3カ月累計の既存店売上高は同0.4%減 とほぼ計画並みで、粗利益率は28.1%と0.6ポイント向上した。

野村証券の皆川良造アナリストは、第1四半期決算について「低価 格競争が緩やかな駅前好立地の物件が多く、同業他社と比較すると業績 は底堅く推移した」(9日付の投資家向けメモ)と分析、今後も過度の 価格競争に巻き込まれることなく、一定の粗利益率を確保できるとみる。

マルエツ広報IR担当の湯本恵氏は、価格政策について「市価に合 わせるのがポリシー」とした上で、先駆的に値下げを行うのではなく、 「店に来て頂いた時の心地良さ、接客やサービスのクオリティーも重視 している」と話した。ブルームバーグ・データによると、担当アナリス ト3人の今期営業利益予想の平均は86億円。会社計画の上限よりも、 市場コンセンサスが1%程度高い。

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