米失業保険申請:1月以来初の60万件割れ、季節調整難も

米労働省が9日発表した4日に 終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は56万5000 件と、前週の61万7000件(速報値61万4000件)から減少、今年1 月以来初めて60万を下回った。ブルームバーグ・ニュースが集計し たエコノミスト予想の中央値は60万3000件だった。

7月は例年自動車会社が新型車生産に向けて設備刷新のための工 場閉鎖を行うことにより、失業者が増加する。失業保険申請は週報の ため、自動車会社の工場閉鎖開始時期の変化に伴い、季節調整が困難 になる。

今年はゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラーが経営難か ら、工場閉鎖を早めたため、通常なら7月以降に一時解雇される労働 者が前倒しで解雇されていた可能性がある。

新規失業保険申請件数の週間の振れを均した4週移動平均は60 万6000件と、前週の61万6000件から減少した。

継続受給者数は過去最多

6月27日に終わった1週間の失業保険継続受給者数は688万 3000人と、前週の672万4000人から増加。過去最高水準を更新した。 また失業保険受給者比率は5.1%に上昇(前週5%)した。

リード・サンバーグのエコノミスト、ビル・ジョーダン氏は、「季 節調整が落ち着けば、ある程度根本的に改善されたことが分かるだろ う。労働市場はこれまでほどは悪くない、しかし良くもならないだろ う。しばらくは消費の足を引っ張ることになるとみている」と述べた。

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