G8と新興5カ国首脳、通貨「切り下げ競争」の自制で合意

主要8カ国(G8)と新興5カ国 (G5)の首脳は、輸出促進に向けた通貨切り下げを控えることで合意 した。イタリアのラクイラで開催の首脳会議(ラクイラ・サミット)共 同声明の草稿で明らかになった。

草稿はまた、「安定した」金融システムを呼び掛けている。草稿 はドイツの当局者が9日、記者団に対し読み上げた。

草稿によると、各国首脳は「それぞれの通貨の切り下げ競争を控え る」ことで合意。「安定し、よく機能する国際金融システムの発展に努 める」ことでも意見が一致した。声明はサミット後に発表される。

G5はブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカ共和国の 5カ国。世界的金融危機と米国の政府債務急増で、ドル以外の国際準 備通貨の検討を呼び掛ける声がロシアなどから出ている。

ホワイトハウスのギブズ報道官は9日、ラクイラ・サミット2日 目の開幕時に、「どのような議論が今までにあったにせよ、ドルが世 界の主要な準備通貨であるという概念から離れる動きがあるとは思わ ない」と述べていた。

G5首脳はこの日、G8首脳と会談する。G8は米国、英国、 フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア、カナダ。ラクイラ・サ ミットは10日に閉幕する。

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