OECD事務総長:世界的な景気刺激策の解除は時期尚早

経済協力開発機構(OECD)の グリア事務総長は、各国政府が世界的な景気刺激策を解除し始めるのは 時期尚早だとの認識を示した。

グリア事務総長は主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)でブル ームバーグテレビジョンに対し、「われわれは現段階ではまだ刺激策を 支持しており、その整理をするのは将来のことだ」と指摘。その上で、 「現段階で刺激策を解除するのは時期尚早だ」と語った。

同事務総長の発言は、主要8カ国(G8)首脳が8日に示した見 解と一致している。G8首脳らは、戦後最も深刻なリセッション(景 気後退)からの回復があまりにも脆弱(ぜいじゃく)なため、経済に 資金を投入する各国の取り組みの撤回を検討するのは時期尚早との見 解を表明した。

グリア事務総長は、金融市場を沈静化させるため、将来、刺激策を 段階的に解除する方法の概略を練り始めるのは適切だと指摘。さらに、 今のところインフレは懸念要因ではないと述べた。

また、ドルについて、今後も引き続き「主要な準備通貨」であり 続けるとの見通しを示すとともに、これに代わる準備通貨に関する議 論は経済ではなく政治的な思惑に基づいていると指摘した。

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