シャープ:亀山第2工場の液晶パネルの生産能力を1割増強(Update2)

液晶パネルメーカー国内1位のシャ ープは9日、主力生産拠点の亀山第2工場(三重県亀山市)の生産能 力を1割増強すると発表した。世界の液晶テレビメーカーから活発な 引き合いが続いており、パネル需要がひっ迫しているため。

亀山第2工場は昨年7月に月間能力を9万枚に引き上げた。昨秋 からの景況悪化で一時減産したが、今年4月にフル稼働に戻していた。 これを8月から月間10万枚に引き上げるという。

大阪市内で会見した井淵良明副社長は、「増産に伴う新規投資は行 わず、生産体制の見直しで対応する」と説明。中国政府の景気刺激策 や日本のエコポイント制度などで「液晶パネルの外販が大量に増え、 需要がひっ迫している。目の前の注文を見て見ぬふりはできない」と して、堺工場の10月稼働を前に増産を決めた経緯を話した。

今回の増産により、休止中の亀山第1工場と合わせた稼働率は、 昨年ピーク時の約85%まで回復する見通し。今年度の液晶テレビ販売 の目標1000万台については「変えない」と述べた。

井淵氏は今後も亀山第2工場で、液晶パネルから「アクオス」ブ ランドのテレビを一貫生産する垂直統合生産モデルを維持すると強調。 第1工場の今後の用途に関しては「現在、検討中で決まり次第、発表 する」と述べるにとどめた。

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