米FDIC、PE投資会社による金融機関買収の規則案緩和も-関係者

米連邦預金保険公社(FDIC) は、破たん金融機関を買収する際の規則案を緩和させる可能性がある。 一部の投資家が、実施されればプライベートエクイティ(PE、未公 開株)投資会社の参加を妨げると主張したことが背景。協議の概要を 知る複数の関係者が明らかにした。

協議が非公開だとして匿名を条件に語った関係者らによれば、監 督当局者は、PE投資会社が買収する金融機関の中核的自己資本(T ier1)比率を15%以上に維持することを求めるという規定を緩和 するとみられる。現行ルールでは、Tier1比率は8%以上と定め られている。

PE投資会社の業界団体、プライベート・エクイティ・カウンシ ル(PEC)は先週、FDICの規則が企業買収会社の意欲を削ぐ恐 れがあると警告。また業界の代表者らも、非公開の会合で懸念を表明 してきた。FDICのベアー総裁は今月2日、こうした投資家が「透 明かつ長期的」な戦略を取るよう確実にするための指針が必要だとの 認識を示した。

スカッデン・アープス・スレート・ミーガー・アンド・フロム(ワ シントン)のパートナー、ウィリアム・スウィート氏は「現在の銀行 業界の経済的実態では、破たん寸前の金融機関の問題解決にかなりの 額の資金をつぎ込む必要がある」と指摘した上で、「このことは、FD ICが買い手候補である投資家の懸念にしっかりと耳を傾ける可能性 を示唆している」と述べた。

関係者らによれば、協議中の妥協案の1つは、FDICが経営や 事業計画、予想株主資本利益率(ROE)を評価し、それに基づいて PE投資会社傘下の金融機関が維持すべきTier1比率を8%から 15%の間に設定するものだという。

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