米当局の査定強化でリセッション深刻に-議員や銀行関係者が懸念

米議員や銀行関係者の間では、過去 75年で最悪の金融危機の中で、米当局の銀行査定強化で貸し渋りが広 がり、景気回復が遅れる恐れがあると懸念されている。

コーカー上院議員(共和、テネシー州)は8日、上院銀行委小委員 会での公聴会で、「米当局が締め付けを強めており、現在のリセッショ ン深刻化の一因となっている」と述べた。

米連邦・州当局は今年に入って計52行の銀行を閉鎖し、これは 1992年以来で最も多い。世界の大手金融機関は信用危機のため、過去 2年間に約1兆5000億ドル(約140兆円)の評価損・損失を計上した。 当局がリスクの制限を促し、自己資本基準を強化したことから、銀行の 融資基準も厳しくなった。

サウスダコタ州のコートラスト・バンクのジャック・ホプキンス最 高経営責任者(CEO)は、銀行の業界団体の代表として公聴会で証言 し、銀行各行が懸念しているのは、当局が「融資の要望を示した後にな って、非常に厳格な査定の環境」を作り出したことだと述べた。

オバマ大統領は米貯蓄貸付組合(S&L)を監督する貯蓄機関監督 局(OTS)を廃止し、銀行の監督機関にその機能を移管する合理化案 を打ち出した。

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